「ORICHIKA15」終演しました!
「ORICHIKA15」無事終演いたしました。
終演後、どれだけ日常が流れても、なかなか書きたいことがまとまらず今になってしまいました。でも、こういうのは、誰かに伝わるようにというより、今の私をそのまま書くべきかなと思って筆を執っています(大げさ)
記事の中の舞台写真の撮影はすべて 角田大樹 さんです。
素敵な写真をありがとうございます。
目次
はじめに - 出演までの経緯
出演決定から配役まで
配役後、役を追求するためにやったこと
★鬼滅ナンバーを踊って
関わってくださった方々に
▶︎振付師のお二人へ
▶︎ステージスタッフの皆様
▶︎出演者の皆さん
▶︎出演者の皆さん - 継子の二人
▶︎出演者の皆さん - 柱の皆様
▶︎出演者の皆さん - キャスト
▶︎出演者の皆さん - 他ナンバーの皆さん
▶︎★観にきてくださった皆様へ (いただいた感想)
★最後に ー 今、生で、人と踊るということ
ものすごく長いので、ふらっといらした方は読み飛ばしてくださいね。
振り返りとしては、★の内容だけさらうので充分だと思います。
「出演決定から配役まで」「配役後、役を追求するためにやったこと」は特に記録の意味合いが強いので、読み飛ばし推奨です。
はじめに - 出演までの経緯
今回出演させていただきました『 紅蓮華 / LiSA 』の鬼滅の刃踊ってみたナンバー、前にLuxusy Soul Nightというイベントで踊ったものの再演(といってもグレードアップが凄まじいのですが)で、私は初演を客席で見ていた一人でした。
前に「VIVID」というイベントで総合監修(プロデュース・企画制作・デザイン・演出など)として運営に携わった時、キャスティングさせていただいたうすけさんがコレオグラファーで、大好きな鬼滅の刃を題材にするもので、炭治郎役の天野こうせいも知り合いだったので、興味が湧きふらっと観に行ったのです。
そこで感動して、終演後も何回も動画を見返して、出たい!と思った矢先でしたが、去年開催するはずだったORICHIKAはコロナウイルス感染拡大防止のため中止に。
でも、今年もう一度チャンスがあり、ORICHIKAの募集がかかりました。
前回できなかったからこそ、今年のORICHIKAには勇気を持って参加することができたのかもしれません。もう一度、今度は真正面から、チャレンジしようと思えました。
迷いと不安がありギリギリでしたが、うすけさんに私から連絡をして、出演が決まりました。
出演決定から配役まで
私は本当に覚えるのが遅く(発達障害によるものです)、その旨は振付のお2人には伝えており、初回リハまでに1サビ後まで少し覚えてから臨んだのですが...。
初回リハ、全然ついていけなくて。
こういったダンスだけの舞台も初めてですし、何にしろダンスでも何でも、というか日常生活レベルで、動くこと自体に相当なブランク(コロナの期間+活動の休養期間)がありました。
そしてマスクをしながら動くなんて、そして鏡がない中で踊るなんて。一人だけ目に見えてついていけていなくて、その時は知らない人しかいなかったので、間の休憩で泣きそうになったことを覚えています(というかほぼ泣いてました)。
そこから、自分のキャパシティを常に超える課題が多かったので、とにかく基礎的な部分のケアを怠らないように意識すること(ストレッチ、筋トレ、メンタル維持)を徹底しながら何日も踊りました。
2回目のリハまでには、つけられた振りは全部覚えてまだ必死ながらも自分なりに踊れるようになり、そのリハが終わって少し間が空いた時、蘭さんから「甘露寺蜜璃をやってほしい」と連絡が来ました。
そのリハの段階では、回転の振り付け全部軸足を間違えて覚えていることに絶望しかけていたし、私ってなんて踊れないんだ、これじゃあ無惨を倒すどころか皆様の足を引っ張るだけだと思っていて、相当驚きました。
周りの皆様がすごく踊れることもありプレッシャーがきて、その連絡が来てから心を整えて返信するまでにだいぶ時間がかかったと思います。(当日中には返しました)
その後も同じように基礎的な部分のケアを怠らないようにしながら、同じように踊りこみました。
配役後、役を追求するためにやったこと
①データベースを作る
データベースはHackMDというマークダウンのWebサービスを使って、プロフィールや性格分析、出ているページ全てのスクリーンショット、出てきたセリフの書き出しとか、本当に色々なデータを全て載せて、その上でこの一曲の中でのストーリーを当てはめたものを書いたりして使っていきました。
②感情面の追求
今回、感情的な面では、ポジティブだったり、明るく楽しく可愛く笑顔で前を向いて...というキャラクターだったので、自分の中身があまりそれに近くなく(SNSの発信だと近く見えると思うのですが、自分の中では正反対なタイプだと思っておりました)、私はどちらかといえば闇属性の人間に共感することが多いので、役のインストールが難しかったです。
初めは自分と役との乖離に戸惑いつつも、データベースを参照しながら一つ一つ紐解いていきました。
蜜璃ちゃんはどんな女の子で、どんな顔をして、どんな信念を持っていて、どこが魅力的なんだろう、みたいなことからはじめていって、だんだんと理解力や感情の解像度と自分とのシンクロ率を上げていきました。
それと同時に初めはあまり気にとめていなかったキャラクターでしたが、蜜璃ちゃんのことが大好きになれて、たくさん勉強した甲斐がありました。蜜璃ちゃんならこうする、こう言う、こう動く、が自然に分かり動けるところまでは追求することができたと思います。
③体力面
だんだんと構成がつくと、この振り
付けと構成のハードさが浮き彫りになってきて、それにもついていけるようにするのが大変でした。踊りも激しく早くパワープレイ級ですが、サンアゼリアの舞台が広くて、シーン再現などもはさむと出はけが多いので、踊っていない時でも袖で基本的に全力で走ってました。出演者同士で、鬼滅の本番1回はフルマラソン1回だ、っていう話をしたぐらいには駆け巡って踊ってを繰り返す、密度の高い内容でした。
それに如何に体をなじませ、同時にいかにその役として踊るかが最後の方の課題だったように思います。
④キャラの踊り方の追求
踊りに関しては、自分のGirls Hip Hop(KpopとHipHopの中間)を習った経験を引っ張り出して、色っぽくなりすぎず女の子らしく可愛く動くことを意識しました。基本的にポーズやとまるところは内股で。
また、一番蜜璃ちゃんの動きや刀さばきに近いのは新体操のリボンだろうと思い、バレエをやっていたときの感覚と新体操の動画をみくらべながら、柔らかな動きを追求していきました。本番はスニーカーですが、自宅練の時はあえてつま先の伸びがわかるように素足でやってみたり、試行錯誤していたように思います。
色々やったのですが、そのうえでいちばん蜜璃ちゃんっぽい動きができるときは、頭で「ひろげる!みんなの事考える、どーん!とぶ!」とか、ひらがなで効果音を思い浮かべながら踊ってみたときでした笑
⑤最難関、衣装の壁
また、蜜璃ちゃんで何が一番難しいか、と言われたら、やっぱり衣装でした。
まず衣装の付属物の数が多くて、隊服も特殊かつ羽織もあり、結構な重量でした。
重みももちろんですが、世界観を壊さず、かつ踊りやすいように改造が必要で、例えば靴下をストッキングに縫って布用強力テープで毎公演前に留めておいたり、特殊な布なので靴の中で滑らないようにしたり、そういったことを小物の数だけやっていました。
また、蜜璃ちゃんはとにかく頭が重くて扱いにくいのも難点でした。
でもやっぱり動けるように改造したとはいえ、全部で生まれたての赤ちゃんぐらいの重さのものをまといながら踊ると、踊りに制約がかかってしまったり、ターンの速度が遅くなったりしてしまうので、相当練習しました。衣装フル装備で練習すると、踊り方を工夫して内股を多くしているのもあり、(私の技量不足でもありますが)もも、ひざなどの負担がすごくて、軽い怪我をしてしまったりもしました(そこからは信頼する整骨院の先生の指導のもと、通いながら本番を迎えました)。
衣装で制約があっても、蜜璃ちゃんのように踊れなければいけない、隊士達より力強く、そして新体操のように柔らかく軽やかに。そして動きも可愛く、表情もつけて。これがまた、難しかったのです。
⑥メイクの追求、表情の課題
衣装を改造しつつ、メイクも追求しました。
私実は、暖色系やピンクが似合わないのです。致命的にPCが合わないので、メイクはたくさん研究しました。ベースの色をイエローベースにコントロールしたり工夫を重ね、何度か試行錯誤をしたのと、自分がコスメオタクだったことも功を奏し、本番はなんとかなったかと思います。
でも、メイクがうまくいったとて、一番大事なのは表情。実は当日で一番心配なところでした。というのも最後までマスクをつけての通しで、本番日しかマスクを外せなかったので確認が難しかったのです。ラストの通しも鏡ではなく舞台なので、遠いアングルの動画でしか表情を確認できませんでした。
その中でも不安を残さないよう、本番前、一曲のストーリーの流れと表情を追って鏡で確認したり、当日にものすごく気を配りました。
結果、感想で表情が素敵だったって言ってもらえたりして、それもものすごく嬉しかったです。
鬼滅ナンバーを踊って
今回の鬼滅は、今まで綴ったのをみてくださったらわかるかなとは思いますが、ただ踊れればいい、うまく動ければいい、という内容のものではなく、踊れるようにするための準備、演じることへの追求、体や自分との向き合うことが必要でした。
だから、最初は高い壁のようでしたし、踊るたび課題が見えましたが、それをきちんとこなしながら終演できてとにかくほっとしました。
そのうえお客様から嬉しい感想をたくさんいただけて、本当に嬉しかったです。
何より、鬼殺隊として、柱としての責務を全うし、悪鬼滅殺を心に戦う、それだけではなくて。戦ううちに仲間ができたり、たくさんのことを学んだり、自分と向き合うスキルが上がったり、自分なりに成長できたことや、高い壁を乗り越えた自信が、この舞台での経験すべてが今後の糧になるな、と思える素敵な機会でした。
関わってくださった方々に
上の過程ではあまり記せなかったのですが、この高い壁を乗り越えて、この世界を表現できたのは、たくさんの人のおかげなのです。
打ち上げ等もできず、なかなか感謝を改めて伝える場がないので、ここで綴ります。
▶︎振付師のお二人へ - 蘭さん
まずはナンバーの振付師であるお二人。
はじめに、今回の構成や振り付け、かなりの部分でお世話になった蘭さんに。
蘭さんは、技術ももちろんですが、心の中の炎が常に灯っているような、心からのパワーがある人だな...と思っています。豊かな感受性を持っていて、作品のパワーが100だとしたら、それをそのまま受け取れるぐらいの人で、受け取って、それを活力にして糧にして、また表現していく。受け取って力に変えて、それを零すことなく表現していける凄い人。
自分の培った技術や引き出しの多さがその表現を可能にしているし、日々の心と体が安定していて、受け入れる態勢や表現するための準備が常にできていないと、この大きなパワーを回すサイクルがうまく働かないんじゃないかな、と思います。一人で回しているパワーが他の人の倍あるんじゃないかとも思うし、それをただの作業にせずに丁寧に心を燃やしてこなしていくから、周りの人を惹きつけ離さないんだろう、と考えたことがありました。
私の語彙力では表現しきれているかわからないのですが、とにかく、人間として尊敬できる人です。蘭さんだから私はこのナンバーを選び、柱になれたのだと思っています。蘭さんだから、この作品がここまでのものになったと、本当にそう思います。
私が覚えられないからと、見限るようなこともなく。初対面に近いので、普通こんなにできなかったら「何してんの?」って言われそうなところも、長期的に信頼して、見守ってくれたところがあって。たくさんの生徒をみているからかもしれませんが、人とフラットに向き合えるのも蘭さんの凄いところかもしれません。
本番前のルーティン中にも明るい笑顔で話しかけてくれたり、何より誰より笑っていて、蘭さん自身が楽しんでいて、その姿にたくさん元気をもらったりしていました。帰り道に少しだけ推し語りをしたりして、それもとっても楽しかったです。もう少したくさん話したかったなあ。
素敵な人なんですよ、原動力になるものとか、心で動くところは人らしくて、可愛らしくて、でも常人にはできないことを自分の力で切り開いて、周りを巻き込んでいく感じがかっこよくて。
私は本当に、蘭さんに出会えて、この作品の一員になれて心から嬉しく、この経験は誇れると確信をもって言えます。
「好き」をたくさん知れて、素敵な時間を、本当にありがとうございました。素直に言えば、また人と人として関わりたいし、一緒に踊りたいです。私が相当、頑張らなければなあ。
▶︎振付師のお二人へ - うすけさん
そして、私が本当にお世話になったうすけさん。
私はこんなに良い人を見たことがない...と言えるほどの人の良さが滲み出ていて、私が不安で仕方ない時も「何かあったら言ってね!」ってご自分も忙しいだろうに言ってくださったりして、本当にその優しさに救われました。うすけさんのそういった親切な言葉や優しさには裏がないなと信じられる不思議。
すごい体力で、クリエイターとしてのお仕事も、たくさんのナンバーも抱えて、参加しているそれぞれのメンバーに対して同じように接しているのを見ると、超人だなあと思うのです。そんなに忙しくて、それでも笑顔で優しく、ユーモア(?)も忘れずに過ごしているのを見て、こういうかっこいい大人っているんだなあって。
そして、ダンサーとしても、クリエイターとしてもやっぱりプロで、技術ももちろんですが、うすけさんも心や衝動、人と人のあたたかさみたいなものを大切に、優しさをもってものを作っていく、という姿勢がすごく好きで。
クリエイターって尖ってたり(尖ろうとしていたり)、かっこよくしたくてコントラスト強めではっきり描く!みたいな人とか結構いる印象なのですが、うすけさんは、曖昧にしてほしいところを曖昧にしたままにできる優しさ、ひとの美しさを知っている人のものづくりって感じがして好きなんです(伝わらんよな)。
今回のOPの映像演出も、炭治郎が「滅」の文字を背負い、羽織を纏うところから始まる、とか、かっこよすぎて。発想もコンテンツとしてのパッケージングもすごく素敵ですよね。あの演出があったから、幕開けで拍手をいただけたのだろうとも思います。
あとは、「伝える」を諦めない姿勢というか、何が何でも言葉や感覚を伝えてきてくれる教え方というか(たまに言葉のチョイスが謎なんですがそれでも)、それがものすごく自分にとってはありがたかったです。
見て盗んでね、構成や振り付けを入れてね、あとは自分でやってね、今までレッスンとかで培ったものでなんとかしてね、振り付けと歌詞で表現したいことを汲んでね、みたいなあまり多くを語らないスタイルの教えに多く遭遇するのですが、野放しにせず伝えてくれるのが本当にありがたかったです。
そして、私は結構うすけさんに対して粗(あら)というか、あまり人間的に成長できていない部分みたいなものを晒してしまっていると思っていたのですが、今回柱に任命してくれたのは(激推ししてくれたのは)実はうすけさんで、その柱決定会議の時点では散々踊れていなかったであろう私を信じて任せたいと言ってくれたことがすごく嬉しかったです。(それは終演後に知ったので、話していただいた時はびっくりでしたが...。)
そもそもこのナンバーに出るにあたって、うすけさんじゃなかったら勇気出して出ることすら叶わなかったと思うので、うすけさんさまさまなのです、もはや感謝しかありません...!
私が一緒に踊ることを快諾してくださり、私を柱にしてくださり、そして「また一緒に踊ろうよ!」と言ってくださり、本当に本当にありがとうございました。また一緒に踊れるように精進します!
(長いのよ。私の文章長いのよ。
簡潔に伝えることを覚えるのも今年下半期の目標ですが、これは記録なので、余すことなく書きたいのです。)
▶︎ステージスタッフの皆様
そう、人のおかげでこの舞台に立てた、といえば、舞台を作り上げてくださったステージスタッフの皆さんにも頭が上がりません。映像も、音も、緞帳上げのタイミングも、全てがきちんと揃ってやっと舞台になる。
今回特に鬼滅を勉強してくださって、キャラの色をなるべく活かしたり、善逸の霹靂一閃に黄色を、各柱に色を、っていう演出をしてくださった照明さん、本当にありがとうございました。
▶︎出演者の皆さん
そして、出演者の皆さんもほんとうにお世話になりました。
蜜璃ちゃんを演じるにあたって、最初に始めたことは「稽古場で可愛くいること」「鬼殺隊のみんなを好きになる」だったので、もうなんかみんなの事が大好きになってしまって、一人一人書いているときりがないなあとか。
▶︎出演者の皆さん - 継子の二人
でも一番お世話になったのは、継子に任命させていただいた、二人の隊士(青い髪の隊士とピンクの髪の隊士)でした。私より年上で、二人とも魅力的で、人として尊敬できる素晴らしい継子でした。
二人は主に私の衣装を縫ったり(公演前に毎回4箇所くらい自分で縫えない場所を縫ってもらっていました)、ウィッグのメンテナンスをしてくれたり、仲間として一緒にいてくれたりして、本当にいつも何するにも一緒にいてくれました。
いつも笑顔で、余裕を持ってきちんとやることをこなしていく姿、かっこよかったです。なんと二人ともメッセージカードまでくれて、本当に仲良くなれたことが嬉しかったです。二人がいてくれたから乗り越えられたこともあるし、何よりプレッシャーを一緒に背負ってくれて、心の支えでした。
▶︎出演者の皆さん - 柱の皆様
柱のみんなはみんな個性的で、しのぶちゃんとはとっても仲良くなれたし、天元様は気さくでたくさんお話ししてくださったり、悲鳴嶹さんは役に似合いすぎるほどの優しさと懐の深さを持っていていつも暖かくて。むいくんはとっても優しいし(一緒にカルピスフラッペを飲んだりもした)、煉獄さんは確かに熱い心を持っていたし、義勇さんは本当にダンスが上手くて向き合い方がかっこよくて、さねみんはとっても可愛いのにかっこよくて優しい、みんなみんな素敵でした。
特に伊黒さんにお世話になりまくりだったのですが、もうInstagramでやりとりしちゃったのでそれはやりとりを載せておこうかな。
▶︎出演者の皆さん - キャスト
かまぼこ隊のみんなはものすごくキャラの再現度が高くて明るいし、禰豆子はかわいいのにすごく強くて、げんやくんはとってもいいひとで一緒に楽しく過ごしてくれたり、カナヲちゃんもいつも笑顔で接してくれて。
真菰ちゃんはストーリーで話しかけてくれたり、すごく可愛らしくしっかりした子で。少しだけ打ち解けられたかな?って思えて嬉しかったし、さびとは舞台に立つと本当にかっこよくて、でもすごく中身が可愛くっていっぱい一緒に笑えたりして楽しかった。
隊士のみんなも頼もしくて、一緒に帰ったり色々と手伝ってくれたりした子たちもいて、一緒に舞台にたてて、一緒に戦えて嬉しかったです。
(読む方に伝わらないと思ったので、実名ではなく役名をお借りして統一しました。稽古場でも名前より役名で呼ぶ方が多かったかな)
このメンバー全員が揃って踊ることはもうきっとない、と思うと今でも寂しいし、公演中も最後の方はロスがすごくて、改めてここにいる一人一人とこの作品を作り上げることができたのが幸せだったと感じます。
蘭さんが「二期があったらよろしくね!!」と終演後に呼びかける気持ちがわかります。みんな好きだしそれぞれ素敵でした。
▶︎出演者の皆さん - 他ナンバーの方々
また、楽屋が一緒だった他ナンバーの皆様、写真撮ってください、ってきてくれたり応援してくれたり、可愛いですねって言ってくれたのが本当に嬉しかったです...忘れません。
そして、全ては観れていませんが、素敵な踊りを、ありがとうございました。
▶︎ 観に来てくださった皆様
最後になりますが、観にきてくださったたくさんのお客様、本当にありがとうございました。
きてくださる方々を心に思い浮かべて踊りました。
このご時世の予約すら難しく先の読めない中で、私の作品を観にきてくださったというそれだけで、予約をしてくれた時点でも心がいっぱいでした。今回ギリギリで予約をしてくれた方もいて、皆さんが観にきてくれたり、面会がないからと感想を綴ってくれたりするのが、本当に嬉しかったです。ありがとうございました。
皆様からいただいた感想も載せておきますね。今後の糧にしていきます。
余談ですが、私的には二期があったら、蜜璃ちゃんを私より背の高い人に託して(今回しのぶさんより私の方が全然低かったので...)、闇属性というか、紫がかった色の似合う女の子になりたいです...。
しのぶちゃんとカナヲちゃんにはもう適任がいらっしゃるので、カナエさんとか珠世さまとか(どちらもいなそうだなあ)...無理があるので、当てはまらなかったら黒髪ポニテ赤リップ、な隊士になりたいです。夢が膨らみますね。
最後に ー 今、生で、人と踊るということ
今回ORICHIKAを通して一番感じたことは、私は人と、表現と、今をいきているのだということでした。
生でダイレクトにお客様に伝えられるものの大きさや、エンターテインメントが人の心を救えること(これは出演者側にも言えます)を確信したし、ひとと一緒に踊れることがどれほどの幸せなことか、そういったことをたくさん考えて、感じました。
出演者として、裏方の皆様の協力があって舞台に立てていることも実感して。同じ作品、同じ目標に向かって、人と一緒に作品を積み上げていくことの尊さに救われたり。
ゲネプロで「52ヘルツのクジラ」のエンディング部分を見て、伝わってくるものに泣きそうになったり、きらきらとした顔で踊って生きる出演者の姿に、客としても救われて。
すべて、人と人、心や想いが繋がってできている舞台、改めてすごいなあ、とも思って。
私にとって表現は、不要不急ではなかった。
一人も感染者を出さずに、制約がかからずにイベントが行われたことも、今のこの情勢では奇跡に近いと思います。それもあって、すごくすごく尊いものでした。
だから、今ここにたてたこと、このナンバーに出られたこと、出演にあたって自分が自分に打ち勝つことができたこと、たくさんの仲間と戦えたこと、それらすべてが自分にとってものすごく大きな経験になりました。
本当に幸せだなあ。
この経験を今後につなげて、これからも頑張っていきます。
発展して、成長して、また一緒に踊れるように、また皆様に姿を見せられるように。
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